2016-07 - 大阪・神戸の遺品整理|ハロークリーンセンター

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2016-07

貴重な遺品

私が遺品整理した中で一番重かったのが「ミシン」でした。

現在は自宅で「ミシン」を使う人はほとんどなく、服や雑巾までも安価に買える時代ですから、まさに無用な物体にしか見えませんでした。

しかも、私が子供のころやってしまった「落書き」があちこちに!とても人にはみせられません。まだ稼働状態のミシンを見ていると母親の面影も浮かぶ中、後ろ髪をひかれる思いで処分することになりました。

地方では、自治体が処理場を設けている所が多いのですが、そこの担当者の方が、このミシン貴重ですよ!と教えてくれました。

まあ、お金にはならないのですが、なんと同じ型のミシンがまだ世の中には残っており、部品がないために使えない例が多いのだそうです。

今もどこかで、あのミシンの部品が稼働しているかもしれないと思うと、少しうれしくなる今日この頃です。

 

親家片(おやかた)

元気なうちから人生の終末期や死後の準備をする「終活」が流行していると言われて久しいのですが、なかでも住まい周りで目立っているのが、親が健在なうちに実家の荷物を片付ける「生前整理」です。

「生前整理」は、親家片(おやかた)とも呼ばれ、「遺品整理」を少しでも簡単に行うため、重要視されつつあります。

しかし、ここで問題になるのは、親と子供の考え方の違いです。子供にとってはどう見ても捨てるべき物であっても、親にとっては思い出もあり、どうしても捨てられない!という問題が多く、なかなか生前整理が進まない事態に。

解決方法としては、親と子どものコミュニケーションが大きな問題だと思われます。何よりも大事なのは、親に寄り添って片づけを行い、あくまで主となるのは「親」であることを間違えない事ではないでしょうか?

孤族化

入居している高齢者が孤独死した際、特殊清掃や遺品整理などの費用が下りる、家主向けの保険が拡大しているそうです。時代の変化により様々な保険が登場するものなのですね。

孤独死の件数は過去15年間で3倍以上にもなっているそうです。特に東京などの大都市では増えているようで、人間関係の希薄さが原因と言われています。

最近「孤族化」という現象が起こっています。もはや個人の問題ではなく、孤独死の可能性のある「一人暮らしの老人」が増えていることを伺わせます。

この現象は、地域や収入によっても偏りが見られ、社会全体の経済の底上げを行うことが望まれます。

 

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